看護師を消すのでなく、回転軸にする
本書の芯は、看護師をやめた人の成功談ではありません。資格と臨床経験を、過去の一行で終わらせず、次の仕事でも読める形に変えていく考え方です。急変時の判断、多職種との調整、記録と根拠で語る癖。そうした臨床の経験を、別の土俵でも使える言葉へ訳していく。その見方が土台にあります。
看護師キャリアを、二択で終わらせない
看護師を続けるか、辞めるか。その二択で考えると、話が荒くなります。本書が置いているのは、全部を捨てて飛ぶ発想ではありません。看護師資格と臨床経験を軸足にして、働く土俵をどう回すか。6段の階段として、判断基準と設計のしかたを整理した一冊です。
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臨床を離れ、自分らしく働くキャリアの見つけ方
本の内容
本書の芯は、看護師をやめた人の成功談ではありません。資格と臨床経験を、過去の一行で終わらせず、次の仕事でも読める形に変えていく考え方です。急変時の判断、多職種との調整、記録と根拠で語る癖。そうした臨床の経験を、別の土俵でも使える言葉へ訳していく。その見方が土台にあります。
結果だけを見ると、転職は飛躍に見えます。ただ実際に本書で扱うのは、1段ずつ何を取りにいったかという構造です。成果の言語、事業運営の言語、戦略の言語、規模の言語、資本の言語。毎回増やすのは1語だけ。肩書きや社名よりも、どの段で何を得るのかに視点を置くので、自分の現在地と次の一段が見えやすくなります。
院内異動や病院の乗り換えで働きやすさは変わっても、土俵の天井までは大きく変わりにくい。そう見たうえで、どこへ動くのかを考えます。本書では、求人や誘いを前にしたときに通す4つの問いや、年収が下がる転職を後退で終わらせないための条件も整理しています。感情で飛ばず、判断の筋道を持ちたい人に向いた内容です。
抽象論で終わらないように、軸足の棚卸し、可搬スキルの言語化、次の一段の候補整理まで進められるつくりになっています。自分の経験を3つ書き出し、それを別の仕事で通じる言葉に訳す。次の段で増える言語は何かを見にいく。派手な決断の話ではなく、紙1枚で設計図を引き始めるための本です。
これは、背中を押すための本ではありません。自分がいまどこにいて、次に何を取りにいくのか。その見取り図を残したくて書きました。焦って飛ぶ必要はないと思っています。