校正とは、原稿を出版する前に誤字脱字や表記のゆれ、体裁の乱れ、目次のリンク切れなどを確認する工程のことです。執筆や編集とは別の作業として、出版の直前に最後まで通して行います。書き手自身が確認する場合と、第三者に読んでもらう場合があります。
校正とは
校正で見るポイントは大きく3つあります。誤字脱字と表記のゆれ、見出しレベルやフォントなどの体裁、そして目次から各章・各節へのリンクが正しく飛ぶかどうかです。KDPヘルプは、ハイパーリンク付きの目次を作ると読者が章と章の間を簡単に移動できるとしています(KDPヘルプ: 目次を作成する、2026年9月11日確認)。この目次リンクが切れていると、読者は本文の途中で迷うことになります。章の途中で画像のキャプションや図表の番号がずれていないかも、校正で確認する項目のひとつです。表紙や挿絵をあとから差し替えた場合は、参照している箇所がずれていないかもあわせて見直します。
校正が必要になる場面
本文整形を終えた直後は、見出しの文言や章の順番を変更していることが多く、その変更が目次のリンク先に反映されていないケースが起きやすいタイミングです。校正は本文整形の直後、EPUBとKindle入稿用EPUBを作る前に行うと、入稿後の差し替えを避けられます。入稿してから誤字に気づいた場合も原稿は差し替えられますが、再度審査を受け直すことになります。
たとえば、講義資料やブログ記事をもとに原稿を作った場合、もとの媒体で使っていた「上記の通り」「次のスライドで」といった表現がそのまま残っていることがあります。これは目次リンクの不具合とは別の見落としですが、校正の段階でまとめて確認しておくと、読者が本の形式に合わない表現に戸惑うことを防げます。
校正でつまずく点
つまずきやすいのは、自分ひとりで読み返すと誤字や表記のゆれを見落としやすいことです。同じ言葉の表記が「サーバ」と「サーバー」のように揺れていても、書いた本人は気づきにくくなります。目次のリンク切れも、目次の一覧だけを見ていては気づけません。実際に各項目をクリックして本文に飛ぶかどうかを1つずつ確認する必要があります。声に出して読み上げる、あるいは読み上げ機能を使って耳で聞き直すと、目で追うだけでは気づきにくい重複表現や助詞の誤りに気づきやすくなります。原稿の分量が多い場合は、章ごとに区切って日をおいて確認すると見落としを減らせます。
たとえば、章のタイトルを執筆の途中で変更したのに、目次の該当箇所だけ古いタイトルのままになっているケースがあります。目次と本文の見出しを並べて見比べると、こうした言葉のずれにも気づきやすくなります。
出版ラクダではどうなるか
出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。目次は本文整形の結果から自動で生成されるため、見出しの文言を変更しても目次のリンク先がずれることはありません。生成後のEPUBを開いて誤字脱字と表記のゆれを確認する作業は、著者自身が行います。