やり方

セミナー資料・講義ノートをKindle本にまとめる手順

セミナーや講義で使ったスライドは、話した順番がそのまま章立ての土台になります。見出しの書き出しから、話した内容の文章化、図解の説明への置き換え、当日限りの話の削除までを手順として説明します。

親ガイド: 原稿の準備と取り込み方。Kindle本の材料にする手順

セミナーや講義で使ったスライドは、話した順番がそのまま章立ての土台になります。見出しを書き出し、当日だけの説明を削れば、1冊分の原稿に近づきます。

結論(先に答え)

セミナー資料を本にする基本の流れは、スライドの見出しの書き出し、話した内容の文章化、図解の説明への置き換え、質疑応答の反映、当日限りの話の削除という順番です。話した順番を大きく組み替える必要はなく、資料の順番をそのまま章立ての土台として使えます。原稿全体の準備手順は原稿の準備と取り込み方で扱っています。

手順1: スライドの見出しを書き出す

スライド1枚ごとのタイトルを、そのまま見出しの候補として書き出します。実際に話した順番のまま並べておくと、あとから章立てを考える手間が減ります。

見出しの書き出しは、スライドを開きながらではなく、資料をいったん閉じて記憶から書き出す方法も有効です。当日どこが盛り上がったかを思い出しながら書き出すと、重要度の高い話題が自然と見えてきます。

スライドの枚数が多い場合は、見出しの候補を一度全部書き出してから、内容が近いものをまとめる作業を挟むと、あとの章立てがしやすくなります。

手順2: 話した内容を文章にする

スライドの箇条書きは、口頭で補っていた説明があって初めて意味が通じる形になっていることが多くあります。話した内容を思い出しながら、箇条書きを文章として肉付けします。

録音や配布資料が残っている場合は、聞き直しながら文章化すると、話した言葉に近い表現を拾いやすくなります。紙やPDFの資料が混在する場合はPDF資料をKindle本にする手順も参考にしてください。

手順3: 図解を文章で説明し直す

資料に図解が多い場合は、図の内容を文章で説明し直す作業が必要です。図をそのまま挿絵として使うかどうかは、章構成を決めたあとに判断します。

矢印や配置で関係性を示していた図は、文章にすると「AがBにつながる」といった説明に置き換わります。図を見ながら要素同士のつながりを一つずつ言葉にしていきます。

図解が縦横の比較や時系列を示している場合は、比較の軸や時間の流れを文章の中でも順番通りに説明すると、図を見ていない読者にも伝わりやすくなります。

手順4: 質疑応答を本文に反映する

質疑応答で頻繁に聞かれた質問は、本文中にコラムやQ&Aとして残しておくと、読者が実際につまずきやすい点を補足する材料になります。資料には残っていない口頭での説明ほど、あとから思い出すのが難しくなるため、早い段階で書き留めておきます。

手順5: 当日限りの話を削る

資料の中の「当日にしか通じない話」(会場の様子や参加者への呼びかけなど)は、本にする際に削ります。誰が読んでも内容が成立する説明に置き換える作業が必要です。

同じ内容は講義で話してきた順番は、すでに章立てとして機能しているでも扱っています。

つまずきやすい点

セミナー資料を本にする作業で止まりやすいのは、スライドの見た目をそのまま本文に持ち込もうとすることです。箇条書きのまま原稿に貼り付けると、口頭の説明がない読者には意味が伝わりません。

もう一つは、当日の空気を再現しようとして、会場でのやり取りをそのまま書き残してしまうことです。その場にいた人にしか分からない前提が残ると、読者は置いてけぼりになります。

資料が複数回分ある場合、開催のたびに内容を少しずつ変えていることがあります。どの回の資料を原稿の土台にするかを先に決めておかないと、版の違いが原稿に混在します。

スライドの枚数と本の章立てを1対1で対応させようとすることも、つまずきやすい点の一つです。話題のまとまりで章を区切り直すほうが、読み物としての構成になりやすくなります。

出版ラクダではどうなるか

出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。スライドから書き出した文章をそのまま取り込めば、目次を3〜7章・各2〜4節で自動設計します。

話した順番を大きく組み替える必要がある場合も、原稿を入れ直すだけで目次を作り直せます。追加費用なく、何度でも設計し直せます。

取り込んだ内容は、目次生成だけでなく本文整形・表紙・挿絵・販売文の生成にもそのまま使われるため、資料を1度取り込めば、そのあとの工程を同じ内容から進められます。

よくある質問

セミナー資料をそのままKindle本の原稿にできますか?
そのままでは使えません。箇条書きを文章に書き直し、口頭で補っていた説明を書き足す作業が必要です。
話した順番のまま章立てにしてよいですか?
問題ありません。何度も話して固まった順番は、聞き手の反応で検証された構成として使えます。
質疑応答はどう扱えばいいですか?
頻繁に聞かれた質問は、本文中にコラムやQ&Aとして残すと、読者がつまずきやすい点を補う材料になります。