ロイヤリティとは、電子書籍が売れた際に著者に支払われる報酬のことです。KDPでは書籍ごとに35%と70%のどちらかのロイヤリティプランを選びます。
ロイヤリティとは
KDPヘルプによると、35%ロイヤリティは希望小売価格からVATを除いた額の35%を受け取る仕組みで、すべての著者が利用できます。70%ロイヤリティは希望小売価格から配信コストを差し引いた額の70%で、配信コストは1部あたり平均0.06米ドルとされ、ファイルサイズによって変わります(KDPヘルプ: 電子書籍のロイヤリティ、2026年9月11日確認)。70%ロイヤリティは著作権保護されたコンテンツのみが対象で、対象地域の読者が購入した場合にだけ適用されます。対象地域によっては、70%ロイヤリティの選択にKDPセレクトへの登録が必要になります。
ロイヤリティが必要になる場面
ロイヤリティの締めと支払いの流れも決まっています。KDPヘルプによると、月別のロイヤリティは翌月15日ごろに確定し、支払いはその月の末日からおよそ60日後に行われます。支払いが発生する月の20日前後には、支払い内容を知らせるメールが届きます(KDPヘルプ: お支払いサイクル、2026年9月11日確認)。希望小売価格を決める段階で、どちらのロイヤリティプランにするかもあわせて決めておくと、入稿時に迷いません。
たとえば、月の半ばに出版した本の初月の売上は、その月の末日を基準に翌々月の支払いに含まれます。出版してすぐに売上が発生しても、実際に口座へ振り込まれるまでには2か月前後の期間があることを踏まえて、資金計画を立てておくと安心です。
ロイヤリティでつまずく点
つまずきやすいのは、最低支払い金額です。KDPヘルプによると、日本の口座への電子資金振替には最低金額の指定がなく、発生した分がそのまま支払われます。一方で電信送金は1万円、小切手は100米ドルが最低金額とされています(KDPヘルプ: 最低支払い金額、2026年9月11日確認)。振込先の銀行が受け付けられる最低送金額を下回ると、為替や税金の控除後に支払われない場合もあるため、出版前に銀行情報と税務インタビューを済ませておく必要があります。
たとえば、複数の電子書籍ストアで同じ著者名を使っている場合でも、KDPからの支払いはKDPアカウントに登録した口座情報にもとづいて行われます。銀行口座を変更したのに登録情報を更新し忘れると、次回の支払いが保留になることがあるため、口座を変更するたびにKDPアカウント側の情報も更新しておく必要があります。
出版ラクダではどうなるか
出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。ロイヤリティの支払いはKDPと著者の間で行われる手続きで、出版ラクダの料金は買い切りのため、売上のロイヤリティとは別に発生します。出版ラクダが生成したEPUBやKindle入稿用EPUBをKDPへ入稿したあとの受け取りは、著者自身がKDPの口座情報で管理します。