やり方

Kindle本の章の数と節の数はどう決めるか。粒度をそろえる手順

章の数は本のボリューム感を、節の数は1章あたりの掘り下げの深さを左右します。1つのテーマにつき3〜5話題を1章とする目安から、章ごとの節の数をそろえて粒度を整える手順までを説明します。

親ガイド: 目次・章立ての作り方。Kindle本の設計図を作る手順

章の数は、原稿の中にあるテーマの数で決まります。1つのテーマにつき3〜5本程度の話題が集まれば、1つの章として扱えます。節の数は、その章の中の話題をどこまで細かく分けるかで決まります。

結論(先に答え)

章の数と節の数を決める基本の考え方は、テーマのまとまりを数え、1テーマ3〜5話題を1章の目安にし、章ごとの節の数を本全体でそろえることです。章の数を先に固定せず、話題の量から逆算すると、内容が薄い章と厚すぎる章の混在を防げます。

手順1: 話題を書き出してテーマごとにまとめる

原稿の中にある話題を1行ずつ書き出し、共通するテーマごとにグループ分けします。グループの数が、そのまま章の候補数になります。

話題を書き出す際は、1つの話題につき1行のメモにしておくと、あとでテーマごとに並べ替えやすくなります。似た話題をグループにまとめる作業を先に行うと、グループの数がそのまま章の候補数になります。

話題の書き出しは、原稿を読み返しながら行うよりも、原稿を見ずに記憶から書き出すほうが、本当に伝えたい核心が見えやすくなることがあります。両方の方法を組み合わせると漏れが減ります。

手順2: テーマの話題数を数えて章の単位を決める

1つのテーマにつき3〜5本程度の話題が集まっていれば、1つの章として扱いやすくなります。話題が1つしかないテーマは、近いテーマの章に1節として組み込むことを検討します。

話題の書き出しに迷う場合は、これまでに人から聞かれた質問を思い出す方法も有効です。実際に聞かれた疑問は、他の読者も同じように知りたい内容である可能性が高いためです。

手順3: 節の数を章ごとにそろえる

章の中の話題を、節として2〜4つ程度に分けます。ある章だけ節が極端に多い場合は、その章を2つの章に分けられないか検討します。逆に1節しかない章は、近いテーマの章に統合します。

節の数を数える際は、見出しレベルを章・節の2段階にそろえておくと、あとから数えやすくなります。節の下にさらに小見出しを作ると、目次を見たときの粒度がかえってつかみにくくなります。

手順4: 章と節のバランスを見直す

すべての章を並べたとき、節の数が大きくばらついていないかを確認します。同じ文字数の本でも、章数が多いと読み進めやすい印象になり、少ないと1つのテーマをじっくり扱う印象になります。想定読者に合わせてバランスを調整します。

章の粒度の目安として、1つの章に3〜5つの話題が含まれているかを基準にすると判断しやすくなります。話題が1つしかない章は独立させず、近い章の1節として組み込むことを検討します。

手順5: 目次に並べて全体を確認する

章タイトルと節タイトルを目次の形に並べ、ボリューム感を見た目で確認します。目次ナビの設定まで含めた作り方はKindle本の目次の作り方で説明しています。同じテーマは記事を本にするとき、いちばん重いのは章立ての設計になるでも扱っています。

つまずきやすい点

章の数を先に決めてから内容を当てはめようとすると、話題の量を無視した割り振りになり、内容が薄い章と厚すぎる章が混在します。

節の数をそろえる作業を後回しにすることもつまずきやすい点です。本文を書き終えてから節の数を数え直すと、章をまたいだ大きな組み替えが必要になることがあります。

目次を作った直後に安心してしまい、本文を書き進めるうちに当初の章立てとずれていくことにも注意が必要です。目次・章立ての作り方で扱っているとおり、途中で目次と本文を照らし合わせる工程が必要です。

章タイトルの文字数がそろっているかを確認しないまま進めることも、つまずきやすい点です。極端に長いタイトルが1つだけ混ざっていると、目次全体のバランスが崩れて見えます。

出版ラクダではどうなるか

出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。取り込んだ原稿の内容をもとに、3〜7章・各2〜4節の目次を自動で設計します。

章や節の数を手作業で数えながら調整する必要がなく、生成された目次案をもとに、統合したい章や分けたい章だけを判断すればよくなります。

章立てのやり直しは原稿の再入力を伴わないため、方向性を変えたいときの負担が小さくなります。生成した目次は章ごとの節構成もあわせて表示されるため、全体のバランスを見ながら調整できます。

よくある質問

章の数はいくつが目安ですか?
決まった数はありませんが、1つのテーマにつき3〜5本程度の話題が集まると1章として扱いやすくなります。出版ラクダでは3〜7章の目次を自動設計します。
節の数はどう決めればいいですか?
章の中の話題を2〜4つ程度に分けるのが目安です。1節しかない章は、近いテーマの章に統合することを検討します。
章ごとに節の数がそろっていないと問題ですか?
誤りではありませんが、目次を見たときにボリューム感がつかみにくくなります。極端に差がある場合は章の分割や統合を検討します。