やり方

重複するブログ記事を1冊のKindle本に整理する手順

複数のブログ記事を1冊にまとめる際は、同じ話を繰り返している箇所を先に洗い出し、どちらか一方に統一します。重複を削る作業ではなく、章に割り当てる手順として進める方法を説明します。

親ガイド: 目次・章立ての作り方。Kindle本の設計図を作る手順

重複する記事を1冊に整理する近道は、重複を先に削ろうとせず、記事をいったん章の候補に割り当ててから、同じ話をしている記事同士をまとめることです。

結論(先に答え)

重複する記事を整理する基本の流れは、記事の一覧化、テーマごとの仮の章割り当て、同じ話をしている記事同士の統合、内容の一本化、導入・結論の削減という順番です。重複は削る対象ではなく、同じテーマが繰り返し書かれていたことを示す、本の背骨になる候補として扱います。章立て全体の考え方は目次・章立ての作り方で扱っています。記事は公開日順ではなく読者が理解しやすい順番に並べ替える作業もこのあとに必要になり、共通するテーマで3〜5本ずつまとめると章の単位として扱いやすくなります。

手順1: 記事を一覧にして書き出す

すべての記事のタイトルと要旨を、1行ずつリストに書き出します。公開日順ではなく、あとで並べ替えられる形にしておきます。

記事数が多い場合は、タイトルだけでなく扱っているキーワードもメモに残しておくと、あとでテーマ分けをする際に見つけやすくなります。

手順2: テーマごとに仮の章へ割り当てる

記事を読み返しながら見比べるより先に、テーマごとの仮の章に記事を割り当てます。同じ章に複数の記事が集まったところが、重複が起きている箇所です。テーマごとの章分けの目安は章の数と節の数の決め方を参考にしてください。

テーマの仮置きは、正しい分類である必要はありません。迷った記事はいったんどこかの章に仮置きし、あとで移動させればよいと考えると、着手のハードルが下がります。

手順3: 同じ話をしている記事を統合する

同じ章に集まった記事を読み比べ、同じ話を繰り返している箇所を洗い出します。片方に統一し、もう片方は差分だけを残すか、削ります。

手順4: 内容を1本の文章にまとめ直す

統合した記事は、別々の記事として成立させるための前置きや結論が重複して残っていることが多くなります。1冊の本の中では、章の冒頭と末尾以外の前置き・結論は削り、内容だけをつなげます。

手順5: 章として読み返して確認する

統合が終わった章を、記事単位ではなく章として通して読み返します。話の流れが記事の切れ目で不自然に途切れていないかを確認します。同じ整理の考え方は記事をまとめると、自分が何度も書いていた話が見えてくるでも扱っています。

章として読み直す際は、記事名を意識せずに、章のタイトルだけを見て内容を追えるかを基準にします。もとの記事タイトルが頭に残っていると、区切りの不自然さに気づきにくくなります。

つまずきやすい点

重複整理で止まりやすいのは、全部の記事を読み返して見比べてから統合しようとすることです。数十本の記事があると、読み比べだけで何日もかかります。先に章へ割り当てると、同じ主題がどこにあるかが見えやすくなります。

もう一つは、反応が少なかった記事を機械的にすべて削ってしまうことです。反応が少なくても、他の記事にない話題を扱っている場合は、章の中の1節として残す価値があります。

記事ごとの導入文と結論文を統合の際に削り忘れることも起きがちです。個別記事として成立するための前置きが残ったままだと、1冊の本の中では冗長に感じられます。

統合の順番を記事の公開日順のままにしてしまうことも、つまずきやすい点です。公開日は執筆した順番であって、読者が理解しやすい順番とは限りません。

出版ラクダではどうなるか

出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。統合した記事をまとめて取り込むと、内容をもとに3〜7章・各2〜4節の目次を自動で設計します。

章割り当てをやり直したい場合も、原稿を入れ直すだけで目次を再設計できるため、統合の方針を変えるたびに一から並べ直す必要がありません。

取り込んだ原稿は、目次生成だけでなく本文整形・表紙・挿絵・販売文の生成にもそのまま使われます。統合作業がいったん終われば、そのあとの工程は同じ取り込み内容から進められます。

よくある質問

記事の重複はどう見つければいいですか?
全部を読み比べる前に、テーマごとの仮の章に記事を割り当てます。同じ章に複数の記事が集まった箇所が、重複が起きている場所です。
反応が少なかった記事は削るべきですか?
必ずしも削る必要はありません。他の記事にない話題であれば、章の中の1節として残す価値があります。
重複を統合するとき何を残せばいいですか?
内容そのものは残し、個別記事として成立させるための前置きや結論は、1冊の本の中では削ります。