KDPのアップロードが差し戻されたときは、Kindleコンテンツ品質ガイドが挙げる不具合の種類に沿って原稿を確認し、該当箇所を直してKindle Previewerで検証してから再提出すれば通ります。
結論(先に答え)
差し戻しの理由は、本棚のステータス欄とKDPからの通知で確認できます。多くは品質ガイドに挙げられている誤字、太字・斜体の乱用や余白の二重指定などのレイアウト崩れ、目次・脚注のリンク切れのいずれかに当てはまります。差し戻しの多くは、EPUB作成とKDP入稿の手順で扱った変換時の崩れが、そのまま審査で表面化したものです。該当箇所を種類ごとに潰し、Kindle Previewerで表示を確認してから再提出する、という順番で対応します。
手順1: 差し戻し理由を確認する
本棚の対象タイトルのステータス欄と、KDPから届く通知を確認します。理由が抽象的な場合は、Kindleコンテンツ品質ガイドの該当項目と照らし合わせて絞り込みます。
手順2: 誤字・脱字とファイル形式を確認する
品質ガイドには、数字とアルファベットを混同した表記(「1o66」など)や、文字が欠けて空白が入る誤り(「ありま ん。」など)が例として挙げられています。変換前の原稿と見比べながら、該当する箇所がないか確認します。
原稿ファイルの形式そのものが原因になることもあります。KDPの公式ヘルプによれば、DOC/DOCXはほとんどのファイルが適切に変換されますが、複雑な書式設定のファイルは正しく変換されないことがあります。EPUBで提出する場合はKindleパブリッシング・ガイドラインへの準拠が必須で、MOBIは2025年3月以降、固定レイアウトの電子書籍での出版には使えなくなっています。
手順3: レイアウト崩れを確認する
本文全体が太字・斜体・下線付きになっていないか、段落間の余白が二重になっていないか、余白が画面幅の4分の1以上を占めていないかを確認します。白背景に白文字のように読めなくなる指定や、ページ番号を本文中に直接打ち込んだ箇所も、品質ガイドが挙げる例に含まれます。
手順4: 目次・リンクを確認する
「移動」メニューのリンクと目次のリンクが実際に機能するか、脚注がリンクされているか、論理目次(NCX)が用意されているかを確認します。リンク切れを提出前に見つけておかないと、そのまま差し戻しの理由になります。
手順5: 画像・表を確認する
全ページがスキャン画像になっていないか、表紙画像がぼやけていないかを確認します。表はデフォルトの文字サイズで画面の下にはみ出していないか、セル内で単語が2行以上に分割されていないかもあわせて見ておきます。
手順6: Kindle Previewerで検証してから再提出する
修正が終わったら、公開前にKindleプレビューで確認する手順に沿ってKindle Previewerで表示を確認します。ここで見つかった崩れを直してから再提出すると、同じ理由での差し戻しを防げます。審査にかかる時間の目安はKDPの審査にかかる時間で扱っています。
つまずきやすい点
- 差し戻し理由の通知が抽象的で、どの箇所を直せばいいか分からない。品質ガイドの項目と照らし合わせないと、該当箇所を絞り込めないことがあります
- 1箇所直しても、確認していなかった別の箇所で再び差し戻される
- 修正のたびにEPUB変換からやり直しになり、同じ工程を何度も繰り返す
- レビュー中は原稿を変更できないため、結果を待つあいだ次の作業が止まる
- 変換前の原稿・変換後のEPUB・修正版が増えて、どれが最新か分からなくなる
- Amazon以外の電子書籍ストアへのリンクを本文に入れてしまい、規定に触れる
- MOBIなど使えなくなった形式のまま作業を続けてしまい、提出の段階で作り直しになる
出版ラクダではどうなるか
出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。目次生成や本文整形を同じ画面で行うため、品質ガイドが指摘するような目次リンク切れや余白の二重指定が起きにくい状態でEPUBを書き出せます。本文整形の段階で見出しや余白の指定をそろえているため、太字・斜体の乱用やページ番号のインライン表示のような崩れも混じりにくくなります。出力にかかる回数の制限はなく、修正を反映するたびに変換ツールを探し直す必要がありません。