週末だけで1冊出すには、作業を1回で終わる粒度に分けて、どこまで終えたかを記録しておくことが鍵です。工程をまたいで作業が中途半端に残っていると、次の週末は思い出す作業からやり直すことになります。
結論(先に答え)
時間配分のポイントは2つです。1つは、Kindle出版の全手順にある6工程を、週末ごとに1〜2工程ずつ区切って進めること。もう1つは、KDPの審査中など待ち時間が発生するタイミングに、次の工程の準備を重ねることです。KDP公式ヘルプによると、審査中は本の内容を変更できないため、審査中の週末は別の作業に充てる計画にしておくと手が止まりません。
手順1: 6工程を週末単位で区切る
本の設定・原稿入力・目次生成・本文整形・表紙挿絵・出力販売文の6工程を、1週末に1〜2工程ずつ割り当てます。1つの工程を複数の週末にまたがせると、前回どこまで決めたかを思い出す作業が毎回発生し、実質的な作業時間が減ります。順を追った手順は初めてのKindle本を出す手順にまとめています。
工程を細かく区切るのは、作業量を減らすためではなく、次の週末に「どこから再開するか」を一瞬で判断できるようにするためです。区切りごとに一言メモを残しておくと、復帰の判断がさらに早くなります。
手順2: 中断する位置を工程の区切りに合わせる
作業を中断するときは、文章の途中ではなく、工程の区切り(1章分の整形が終わった、目次の骨子が決まったなど)で止めるようにします。区切りの良い位置で止めておくと、次の週末は続きから再開でき、前回の内容を読み直す時間を短縮できます。
手順3: 判断が必要な工程を先に片付ける
目次の章立てや本の設定など、判断に時間がかかる工程を先の週末に済ませておきます。判断が済んだあとの本文整形や表紙選びは、まとまった判断力がなくてもスキマ時間で進めやすい作業です。
判断に時間がかかる工程を後回しにすると、公開申請が近づくほど判断の質が落ちやすくなります。早い段階で仮決めしておき、あとの週末で見直す形にすると、判断にかかる負荷を分散できます。
手順4: KDPの審査中の週末を他の作業に充てる
原稿と表紙がそろい次第、公開申請します。KDP公式ヘルプによると、審査中は本の内容を変更できず、通常の本であればAmazonで販売されるまで3営業日ほどかかります。この期間を、次の本の構想や、すでに出した本の販売文の見直しに充てると、週末を無駄にしません。
審査が終わって本が販売中になったあとも、タイトルや紹介文などの詳細情報は更新できます。公開後の週末を、販売文の見直しや次の本の準備に使う計画にしておくと、1冊出したあとの手が止まりにくくなります。
つまずきやすい点
週末しか使えない人がつまずきやすいのは、作業量の不足ではなく、工程ごとに道具や画面が違うために毎回発生する復帰コストです。前回の作業内容を思い出すだけで週末の半分が終わってしまうこともあります。週末しか使えない人の敵は中断コストだでも触れているとおり、道具を揃え直す手間そのものが進捗を止める原因になります。もう一つの落とし穴は、最初から複数冊のシリーズを見込んで構えすぎることです。1冊目を出す前から先のことを決めようとすると、着手そのものが遅れます。工程を区切っても、区切りの粒度が大きすぎると1回の作業時間内に終わらず、結局中途半端な状態で中断することになります。1回で完了できる程度まで、工程をさらに小さく割ることが有効です。
出版ラクダではどうなるか
出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。本の設定から出力・販売文までを1つの画面で進められるため、工程ごとにツールを切り替える必要がありません。前回どこまで進めたかは同じ画面で確認でき、週末ごとに続きから再開しやすくなります。月額課金や無料枠はなく買い切り型のため、費用の全体像はKindle出版にかかる費用の内訳で確認できます。