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Kindle出版の全手順。6工程とKDP公開までの流れ

Kindle出版は本の設定・原稿入力・目次生成・本文整形・表紙挿絵・出力販売文の6工程で進みます。各工程の手順と、KDPアカウント作成から公開申請までの流れを、つまずきやすい点とあわせて説明します。

Kindle出版は、本の設定・原稿入力・目次生成・本文整形・表紙挿絵・出力販売文という6つの工程を順番に進めることで完成します。工程ごとに使うツールが変わると、そのたびに形式を揃え直す手間が発生します。出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。

どの工程で止まりやすいかは人によって違います。原稿はあるのに目次が決まらない人もいれば、目次まではできても表紙で手が止まる人もいます。工程を分けて理解しておくと、自分がどこで止まっているかを把握しやすくなります。

6工程は独立した作業ではなく、前の工程の結果が次の工程の材料になります。原稿が整っていなければ目次は作れず、目次が決まらなければ本文整形の見出し構造も決まりません。上流の工程で決めたことが下流に影響するため、後戻りが少ない順番で進めることが大切です。

この記事で分かること

この記事では、Kindle出版の6工程(本の設定→原稿入力→目次生成→本文整形→表紙・挿絵→出力・販売文)の内容を説明します。あわせて、KDPアカウントを作成してから本を公開するまでの手順も順番に説明します。

工程1: 本の設定で何を決めるか

最初の工程では、本のタイトル案・想定読者・ジャンル・シリーズ名など、以降の工程で判断の基準になる項目を決めます。ここを飛ばして原稿入力に進むと、目次や本文整形の途中で方向性が揺れ、章立てをやり直すことになりがちです。

本の設定で決めた想定読者は、目次の章立てと販売文の訴求軸の両方に影響します。最初に短くても文章にしておくと、後工程で判断に迷ったときの基準になります。

想定読者が「初めて聞く人」なのか「ある程度知識がある人」なのかで、説明の丁寧さや専門用語の使い方が変わります。ジャンルは、KDPで本を公開する際のカテゴリ選択にもつながるため、近い分野の既刊書を2〜3冊確認しておくと選びやすくなります。

工程2: 原稿入力で何を準備するか

原稿入力では、手元にある材料をテキストとして入れます。ゼロから書き下ろす原稿だけでなく、ブログ記事・セミナー資料・メモも材料になります。ファイル形式がWord・PDF・手書きメモの写真など複数にまたがっている場合は、先に整理してから取り込むと後工程がスムーズです。

原稿入力の段階では、文章の完成度よりも、材料をひとまとめにすることを優先します。誤字脱字や表現の粗さは、あとの本文整形の工程で扱うため、この時点で完璧に仕上げようとすると作業が止まりやすくなります。

原稿の取り込み手順は 原稿の準備と取り込み方 で工程別に説明しています。

工程3: 目次生成の手順

目次生成では、入力した原稿の内容をもとに章立てを作ります。章立てが決まらないままだと、本文整形に進んでも見出しの粒度がそろわず、後から章をまたいだ修正が発生します。

目次が「決まらない」状態には、話題が多すぎて章に分けきれない場合と、逆に話題が少なくて章立てが薄くなる場合の2つがあります。前者は共通テーマでの統合、後者は近い章との統合で対応します。

章立ての作り方は 目次・章立ての作り方 で詳しく説明しています。

工程4: 本文整形の手順

本文整形では、見出しレベル・改行・文体を本全体で統一します。Kindleの電子書籍はリフロー型といって、読者の端末や文字サイズ設定に応じて本文の折り返しが変わる仕組みです。見出しの構造が崩れていると、この折り返しの際にレイアウトが崩れやすくなります。

本文整形でよく見落とされるのが表記ゆれです。同じ言葉を漢字とひらがなの両方で書いていたり、数字を全角と半角で混在させていたりすると、読者には細かい違和感として伝わります。全体を通して用語を統一する作業が必要です。

整形の具体的な手順は 本文整形の手順 にまとめています。

工程5: 表紙・挿絵をそろえる手順

表紙は本の第一印象を決める要素で、KDPには画像形式やサイズについての規定があります。挿絵を入れる場合は、どの章のどの位置に入れるかを本文整形のあとで決めます。表紙と挿絵のテイストがそろっていないと、1冊の本として見たときに統一感がなくなります。

表紙で決めることは、タイトルの見せ方・配色・使用するモチーフの3点です。挿絵で決めることは、どの章に何点入れるか、そしてタッチ(写実的か、シンプルな線画かなど)です。表紙と挿絵のタッチが離れすぎていると、1冊としての統一感が失われます。

工程6: 出力・販売文で仕上げる手順

最後の工程では、本文をEPUBやPDFなどの形式に出力し、商品ページに載せる販売文(本の紹介文)を用意します。出力形式や表紙の要件はKDPの入稿画面でチェックされるため、入稿前に一度プレビューで確認しておくと差し戻りを避けやすくなります。

販売文には、本の内容紹介だけでなく、想定読者に向けた「この本を読むとどうなるか」という一文を含めると、商品ページで手に取ってもらいやすくなります。出力形式は、Kindle入稿用と、印刷やブログ転載など他の用途で使う形式を分けて用意しておくと管理しやすくなります。

EPUB出力とKDP入稿の手順は EPUB作成とKDP入稿の手順 で説明しています。

KDPアカウント作成から出版までの流れ

KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)はAmazonが提供する電子書籍・ペーパーバックのセルフパブリッシングサービスです。アカウントは無料で作成でき、氏名・住所・税務情報・振込先口座を登録すると、本の詳細(タイトル・著者名・カテゴリ・キーワードなど)の入力に進めます。

本の詳細では、タイトル・シリーズ名・著者名・本の紹介文・カテゴリ・キーワードを入力します。カテゴリは複数選べる場合があり、読者が本を見つけやすいジャンルを選ぶことが、目次生成の工程で決めた想定読者と結びつきます。価格は、印税率の選択によって受け取れる金額が変わるため、原稿の分量や想定読者の予算感に合わせて検討します。

本の詳細を入力したあと、原稿ファイルと表紙画像をアップロードし、印税率を選びます。KDPの印税率は、リスト価格(税抜)の35%を受け取るオプションと70%を受け取るオプションの2種類があります。70%オプションには対象地域や価格帯などの条件があります(出典参照)。

内容を確認して公開申請をすると、KDP公式ヘルプによれば通常は申請から最大3営業日でAmazonストアに表示されます(出典参照)。

つまずきやすい点

6工程のうち、特に止まりやすいのは目次生成と表紙・挿絵です。目次は本の設計図にあたるため、ここで章立てが決まらないと本文整形以降の作業量が見積もれません。表紙は画像編集の経験がないと、KDPが求める形式やサイズに合わせる作業自体が負担になります。

出力・販売文の工程も見落とされがちです。原稿と表紙がそろっていても、商品ページに載せる紹介文がないと、公開後の販売につながりにくくなります。

もう一つ見落とされやすいのが、KDPアカウントの登録作業そのものです。税務情報の入力には時間がかかることがあるため、原稿が完成してから慌てて登録を始めると、公開のタイミングが想定より遅れることがあります。

出版ラクダではどうなるか

6工程を1つのサービス内で完結できます。Basicプラン(¥4,980・買い切り)では1冊、Standardプラン(¥19,800)では5冊、Businessプラン(¥34,800)では10冊まで作成できます。目次生成は3〜7章・各2〜4節を自動で設計し、本文整形・表紙・挿絵・販売文の生成もあわせて行います。

表紙は30種以上のテイスト、挿絵は50種以上のタッチから選べるため、画像編集の経験がなくても1冊を通じた統一感を保てます。挿絵は1冊あたり3・8・15か所、販売文は1・3・10本、書籍専用LPは10種類のレイアウトから生成できます。

出力はMarkdown・PDF・EPUB・Kindle入稿用EPUBの4形式で、回数の上限はありません。原稿の取り込みはPDF・Word(.docx)・ZIP・各種テキストに対応し、合計50MBまで入れられます。月額課金や無料プランはなく、購入した分だけを使う買い切り型です。

よくある質問

Kindle出版の工程は何個ありますか?
本の設定・原稿入力・目次生成・本文整形・表紙挿絵・出力販売文の6工程です。順番に進めることで、原稿から出版まで一本の流れになります。
KDPアカウントはいつ作ればいいですか?
本文整形と表紙・挿絵が整った出力・販売文の工程で必要になります。KDPアカウントは無料で作成でき、税務情報と振込先口座を登録すると本の詳細入力に進めます。
Kindle出版の印税率はどのくらいですか?
KDPには35%オプションと70%オプションがあります。70%オプションは対象地域や価格帯などの条件があるため、KDP公式ヘルプで確認してください。
公開申請からAmazonに並ぶまでどれくらいかかりますか?
KDP公式ヘルプによると、通常は申請から最大3営業日でAmazonストアに表示されます。

出典と確認日