やり方

Kindle本の挿絵をどこに何枚入れるか決める手順

挿絵の枚数に決まった正解はありません。原稿を読み返して説明が長く続く箇所や話題が切り替わる箇所を1つ見つけ、そこを起点に必要な箇所を増やしていく手順で決めます。

親ガイド: Kindle表紙と挿絵の作り方、KDPの規定と手順

挿絵はどこに何枚入れればいいですか。決まった正解はなく、原稿を読み返して説明が長く続く箇所や話題が切り替わる箇所を1つ見つけ、そこを起点に必要な箇所を増やしていく進め方が現実的です。

結論(先に答え)

挿絵で時間がかかるのは、絵柄選びではなく位置の判断です。絵柄は好みで決められますが、位置は本文の内容と結びついているため、原稿を読み返さないと決まりません。表紙とあわせた挿絵の考え方は表紙と挿絵の作り方で扱っています。

手順1: 原稿を通して読み、候補の箇所を探す

まとめた原稿を通して読み、説明が長く続く箇所や話題が切り替わる箇所を探します。読んでいて息が詰まる場所が、挿絵を置く候補になります。位置決めで悩んだ話は挿絵の場所に悩む話にまとめています。

候補は3〜4箇所ほど見つかれば十分です。本の前半・中盤・後半にまんべんなく散らばっているかもあわせて確認しておくと、挿絵の効果が本全体に行き渡ります。

手順2: まず1箇所を決める

候補が複数見つかっても、最初から全部を決めようとしません。まず1箇所を決め、そこを基準に他の候補を見比べると、判断の基準がぶれにくくなります。

候補を欲張って一度に3箇所も4箇所も決めようとすると、判断の基準がその都度ぶれて、結局どれも決め切れません。1箇所ずつ順番に判断すると、あとの候補は前の基準と比べるだけで済みます。

手順3: 絵柄選びと位置決めを別の作業として扱う

絵柄と位置は、別の問題として扱ったほうが早く進みます。位置で止まっているのに絵柄ばかり比較していると、時間をかけても前に進みません。自分がどちらで止まっているのかを、先に切り分けます。

手順4: 場面の内容を一言で書き出す

位置が決まったら、その場面で何が起きているかを一言で書き出しておきます。絵の内容が決まらないと、発注も生成の指示も書けないため、この書き出しが次の作業の起点になります。

たとえば「主人公が初めて失敗に気づく場面」のように、状況が分かる形で書いておくと、あとで出来上がった絵を見比べたときに、意図とずれているかどうかを判断しやすくなります。

手順5: 必要な箇所を増やしていく

1箇所を基準に、同じ判断で他の候補を見直し、必要な箇所を増やしていきます。本の長さやジャンルによって適切な枚数は変わるため、決まった目安に合わせる必要はありません。文章と絵のどちらで説明するかは、リフロー型と固定レイアウト型のどちらで本を作るかによっても変わります。

増やす箇所も、最初に決めた1箇所と同じ基準(説明が長く続く、話題が切り替わる)で選びます。基準を途中で変えると、挿絵の入る間隔が本全体でばらついて見えます。

つまずきやすい点

  • 絵柄探しから始めてしまい、位置を決める前に時間を使い切る
  • 全部の候補を一度に決めようとして、判断が止まる
  • 枚数の目安が分からず、多いほうがいいと思い込んで挿絵を増やしすぎる
  • 場面の内容を書き出さないまま発注し、意図と違う絵が出来上がる
  • 複数冊にまたがるシリーズで、挿絵の入れ方の基準が本ごとにばらつく
  • 本文を書き終えてから初めて位置を考え始め、原稿を読み返す時間が余分にかかる

これらは、絵を選ぶ能力ではなく、原稿を読み返して位置を判断する工程が抜けていることが原因です。シリーズでの絵柄のそろえ方はシリーズの絵柄をそろえる話でも扱っています。

出版ラクダではどうなるか

出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。

挿絵は50種以上のタッチから選べ、1冊あたりの挿絵の箇所数はプランに応じて3か所・8か所・15か所です。本文から挿絵を入れる候補を抽出するため、原稿を読み返して位置を探す作業を減らせます。

場面の内容を書き出す作業も、本文整形のあとに挿絵の生成として進められます。選んだタッチは記録として残るため、複数冊にまたがるシリーズでも入れ方の基準をそろえやすくなります。位置を決める段階から画像を用意する段階まで、別のツールに移動する必要はありません。

よくある質問

挿絵は何枚入れればいいですか?
決まった正解はありません。本の長さやジャンルによって変わります。まず1箇所を決めてから、必要な箇所を増やしていく進め方が現実的です。
挿絵を入れる位置はどう決めればいいですか?
まとめた原稿を通して読み、説明が長く続く箇所や話題が切り替わる箇所を探します。読んでいて息が詰まる場所が、挿絵を置く候補になります。
挿絵の絵柄と位置は同時に決めたほうがいいですか?
別の問題として扱ったほうが早く進みます。位置で止まっているのに絵柄ばかり比較していると、時間をかけても前に進みません。