やり方

Kindle本で本文のレイアウトが崩れたときの直し方の手順

本文が太字や斜体のまま表示される、余白が広すぎる、白背景に白文字で読めないといった崩れは、KDPが審査で指摘する代表的な例です。原因ごとの直し方を手順で説明します。

親ガイド: 本文整形の手順。見出しと文体をリフロー型で崩さない

Kindleで本文レイアウトが崩れる原因は、太字や斜体が全体にかかった設定、余白の広すぎる設定、配色で文字が読めなくなる設定など、いくつかのパターンに絞られます。原因ごとに直し方が決まっています。

結論(先に答え)

Kindleの本文レイアウトが崩れる代表的な原因は、書式設定の巻き込まれ、余白の取りすぎ、配色の組み合わせ、目次・脚注のリンク切れです。KDPのコンテンツ品質ガイドでは、本文のテキストが太字・斜体・下線付き・ハイパーリンクのテキストとして表示される設定、本文テキストの余白が画面幅の4分の1以上を占める設定、白のテキストまたは黒の背景を強制的に使用しているため読めなくなる状態が、致命的な問題として挙げられています(出典参照)。原因を特定してから直すほうが、書式を一から作り直すより早く済みます。

手順1: 書式が全体にかかっていないか確認する

変換元のWordやテキストファイルに、太字・斜体・下線・ハイパーリンクの書式が本文全体にかかっていないかを確認します。別のファイルからコピーした文章は、見出しの書式やフォント情報を引き継いでいることが多く、統一したつもりでも表示が崩れる原因になります。該当箇所の書式をいったん解除してから、必要な箇所だけに設定し直します。

コピー&ペーストで文章を移した場合は、貼り付け後に一度「書式なしで貼り付け」を使うなどして、余分な書式ごと除去してから、必要な太字・斜体だけを付け直す方法も有効です。

手順2: 余白の設定を見直す

本文テキストの余白が画面幅の4分の1以上を占めていないかを確認します(出典参照)。段落のインデントや、変換前のファイルに残っていた広い余白の設定が原因になっていることがあります。

手順3: 配色を確認する

白のテキストや黒の背景を強制的に指定していないかを確認します(出典参照)。特定の配色を強制すると、読者側の端末設定によっては文字が読めなくなります。配色は端末側の設定に任せ、本文で強制しないようにします。

手順4: 目次と脚注のリンクを確認する

目次の各項目が正しい場所にリンクされているか、「移動」メニューのリンク項目が動作するかを1つずつ確認します(出典参照)。脚注がある場合は、脚注自体がリンクとして機能しているかもあわせて確認します。目次ナビの仕組みは目次ナビの用語解説で扱っています。

手順5: Kindle Previewerで表示を確認する

修正が終わったら、提出前にKindle Previewerで実際の表示を確認します。パソコンの画面で見た目を確認するだけでは十分ではなく、スマートフォンや電子書籍リーダーでの折り返しを想定した確認が必要です。本文整形の手順で扱っているリフロー型の仕組みも、崩れの原因を切り分ける手がかりになります。

つまずきやすい点

レイアウト崩れの修正で止まりやすいのは、見た目だけを直して原因を特定しないまま提出することです。同じ崩れ方が別の箇所にも残っている場合、1箇所直しても審査で再度指摘されます。

もう一つは、パソコンの画面だけで確認して終えることです。スマートフォンなど画面幅の異なる端末では、パソコンでは気づかなかった余白や折り返しの崩れが現れることがあります。

縦書きの原稿は、横書きに比べて崩れやすいという報告もあります。変換前に、章や節の区切りがはっきりしているかを確認しておくと、修正の手がかりになります。

差し戻しのたびに手間がかかると、直す気力があっても先送りしやすくなります。この構造は出し直しに費用がかかると、本の質は上げ止まってしまうでも扱っています。

出版ラクダではどうなるか

出版ラクダは、原稿を入れるだけで目次・本文整形・表紙・挿絵・販売文を生成し、EPUB/Kindle入稿用EPUB/PDFまで書き出す、買い切り型のKindle出版支援Webサービスです。見出しレベルや改行の書式は、取り込んだ原稿の内容から自動で整えます。

書式の崩れを直したい場合も、原稿を入れ直す必要はなく、整形結果だけを再生成できます。文章の書き直しが必要な箇所は、プランに応じて1冊あたり10回・20回・40回の文章生成枠の範囲で生成し直せます。

整形結果はMarkdown・PDF・EPUB・Kindle入稿用EPUBとして、回数の上限なく出力できます。修正のたびに変換ツールを探し直す工程がありません。

よくある質問

本文が全体的に太字で表示されてしまうのはなぜですか?
変換元のファイルの書式が本文全体にかかっていることが原因です。該当箇所の書式をいったん解除し、必要な箇所だけに設定し直します。
余白が広すぎると指摘されました。何を直せばいいですか?
KDPのコンテンツ品質ガイドでは、本文テキストの余白が画面幅の4分の1以上を占める設定が問題として挙げられています。段落のインデントなど、余白の原因になっている設定を見直します。
目次のリンクが機能しているかはどう確認しますか?
目次の各項目を1つずつクリックし、正しい場所に移動するかを確認します。「移動」メニューのリンクも同様に確認します。

出典と確認日